第4分科会

Workshop

大人のための主権者教育
「白井君、主権って実感したことある?」

担当:全国青年司法書士協議会憲法委員会

開催趣旨

憲法委員会では、新藤宗幸先生をお招きして、大人のための「主権者教育」を考えたいと思います。

現在、学校では、主権者教育として、選挙や政治の仕組みを学び、議論や模擬選挙を通して、有権者として自覚をもち「政治的教養」を育むことを目的とした授業が行われているそうです。教材には、「是非政治に参加してください。」との記述もみられます。

一方で、教える側の教師に対しては、政治的中立性から、自由な発言や個人的な思いを控えるよう指導がなされているため、ただ両論を紹介するだけの消極的な授業となる傾向もあるようです。

教師の発言にある程度の制約がかかることは理解できないわけではありませんが、実際に一票をもつ生徒が、模擬選挙や当たり障りのない議論などで、本当に「政治的教養」を育むことや、有権者としての自覚を持つことなどできるのでしょうか。「参加した以上、決まったことは守りましょう。」ということだけにならないでしょうか。

新藤先生は、手法だけではなく、憲法で保障された国家と個人の関係や、権利と自由の関係を教えるべきである、権力からの自由として抵抗権や、権力への自由として参政権といった視点が欠けていると指摘しておられます。

勿論、政治的な教養を育むことは、学校のみで行われることではありません。家庭や会社において大人との自由な議論も必要でしょうし、地域社会への参加も欠かせません。

では、そこで暮らす主権者の先輩としての大人はどうでしょう。政治的教養を備えて、自由に議論をし、政治的教養を育んでいるでしょうか。

また、我々司法書士はどうでしょう。我々は主権の意味を本当に理解しているのでしょうか。

司法書士が市民と法や法意識をつなぐ役割を担うというのであれば、子ども達に教える前に、先ずは我々が、主権の意味を理解し、自由に政治を語り、社会に係わっていなくてはなりません。

そこで、当分科会では、上記の視点から再度皆様に、主権、主権者、主権者教育並びに参政権、政治的表現の自由その他政治的に関与するための諸権利について考えていただき、家庭での教育や、日々の業務、はたまたプロボノ活動などにつなげていただければと思っております。

多数のご参加お待ちいたしております。

研修内容

第1部
講義「主権とは?国家と個人。権力と自由。」

第2部
ディスカッション「大人(司法書士)のための主権者教育」

第3部
グループワーク「主権者意識の拡がりを目指して」

■講師プロフィール/新藤宗幸先生

千葉大学名誉教授、行政学

公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所理事長

※上記内容は今後の動向、研究成果により一部変更する場合がありますので、予めご了承願います。